著 者 エドガー・H ・ シ ャイン/監訳者 稲葉元吉/尾川丈一
DEC の興亡
−IT 先端企業の栄光と挫折−


亀田ブックサービス 2007年5月25日発行
A5判 354頁 定価3,800円  ISBN 978-4-906364-57-2  

関連情報

 日本語版に寄せて

 企 業を起こし維持するということは、どの社会においても最重要課題であることに違いない。絶えず変化し続ける環境において、社会が生き残り成長を遂げようとするなら、企業を起こし維持することは、その社会にとっての最重要課題であり、革新を推進する根本的な原動力となる。

 企業を起こす方法については、実に多くのことが知られている。Digital Equipment Corporation (=DEC )の歴史は、独創的な企業家が、どのようにしてコンピューティング業界に一大変革をもたらす新しい会社を起こしたかを示す良い例となるはずだ。そ の一方で、革新的な会社が成功を収めた後、どのような変遷を遂げたかは、あまり知られていない。DEC の歴史を見れば、企業を成功に導いた経営価値観が、数十年経過した後に、今度は負の財産となって企業にのしかかり、ついには経済実体(economic entity )としての企業を破滅させる原因となってしまったことがわかるはずだ。DECから学ぶべき教訓は数えきれない。

 私の同僚である稲葉元吉教授と尾川丈一氏が本書の翻訳に取り組んでいただいたことに、心からの感謝を申し上げたい。研究者、学生、企業家それに経営者たちが40 年に及ぶDEC の歴史から多くの教訓を学んでいただくことを切に願う。

MIT スローン・スクール・オブ・マネジメント

名誉教授
  エドガー・H .シャイン

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