関連情報

ヒレル・ザイトリン

全 巻 編 者  アーネスト・L・ロッシ/マーガレット・O・リアン
全巻監訳者  ヒレル・M・ザイトリン/尾川丈一
第2巻監訳者 織田孝裕/白木孝二

催眠における生活構造のリフレーミング

     ー エリクソン言行録 第2巻 ー

亀田ブックサ−ビス 2012年4月27日 第1版第1刷発行
A5判 358頁 並製   定価 5,040円(本体 4,667円+税)
ISBN 978-4-906364-43-5


 『ミルトン・H・エリクソンが行ったセミナー、研究会および講演会での内容を収めた、この「エリクソン言行録 第二巻」は催眠および心理療法に関するエリクソンの独創的手法を集大成したものである』

『エリクソンが患者の過去の体験を「自然的(アプローチ)」及び「ユーティライゼイション」という独自の技法に関する主要な論文で書いたのも、この第二巻に収められている研究活動を行っていた時期と符合する。患者の日常生活のパターンから個々の患者の個性を見出し、それを心理療法に活用するという手法は、エリクソンの天才的な洞察力により発見されたものである。本巻に収められている彼の友人、家族、同僚および患者に関する話や逸話を読めば、エリクソンの独創的な研究精神が、いかに科学的発見および催眠療法の進歩に貢献したかがわかるはずだ』

 『また、本巻を出版するにあたり、題材を再編集したことで新たな発見が加わった。今や常識概念となったリフレーミングを思いがけず公式化することが出来たのである。リフレーミングは、エリクソンが学問上の限界から抜け出すことにいかに苦労したかを、聴衆に伝えていた時期に生まれた発想である。実際に、リフレーミングは「自然的(アプローチ)」及び「ユーティライゼイション」という手法が直接生み出した成果として認識されている。セラピー、症状の解決、習慣に関する再教育、および個性の再構築はフロイトにより公式化された伝統的な分析ではなく、リフレーミングという衝動的とも言える方法により実施されたのである。個人の経験の重要性と意味を再認識化し、再解釈することで、潜在意識やふるまいをユーティライズし、表情豊かに表現できたのである。この概念により、「心理学的問題」は誤って解釈された状況をリフレーミングすることで解明することができるのだ。つまり、リフレーミングとは、患者が自ら全ての関連事項をコントロールできるよう、状況を再認識するのを助ける手法なのである』

                  アーネスト・ローレンス・ロッシ (1984)

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 目  次

献辞/謝辞/序文
イントロダクション
パート1  創造的に問題を解決するためにありのままの人生経験を活用すること
 写 真
パート2  問題を建設的な活動にリフレーミングすること
パート3  古いものに対する新しい準拠枠
パート4  気づきと感受性の特別な状態
パート5  生活構造のリフレーミング
編者注
あとがき(対談)
索 引 

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全巻監訳者紹介
 ヒレル・M・ザイトリン
1953年NY生まれ
1976年シラキュース大学大学院社会福祉(SW)専攻修士課程修了
エリクソン財団ボルチモア支部代表。エリクソン催眠を主たるアプローチとする、メリーランド心理療法研究所(リニューアル・センター)所長。医療ソーシャルワーカー(MSW)。
 尾川丈一
1993年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程社会学専攻修了
1991〜1992年MRI留学。NLP Comprehensive,Dulwich Center(Michael White),Possibility Therapy Center(Bill O'Hanlon),BFTC(Steve de Shazer),Ackerman Institute等でブリーフセラピーの主たる資格を取得。
福岡県立大学心理社会学部専任講師、(学)大原簿記学校米国資格系講座事業本部開発課長、神戸大学大学院経営学研究科後期博士課程マネイジメント・システム専攻を経て、現在 Ying Wang Co., CPA's 顧問。
著訳書:『神経症組織』亀田ブックサービス、『企業−生き残りの指針』白桃書房、『ブリーフセラピー入門』金剛出版、『人間コミュニケーションの語用論』二瓶社、『心理療法入門』金子書房、『部下をもつ人のための NLP 』東京図書、他。

  第二巻監訳者紹介
 織田孝裕
1997年東京国際大学大学院社会学研究科修士課程応用社会学専攻修了
1997年LD(学習障害)教育施設ランドマークスクール(ボストン)研修
私立高等部スクールカウンセラー、NPO法人「フトゥーロ」心理相談室勤務を経て、現在、登校拒否文化医学研究所ソーシャルワーカー(社会福祉士)、文部科学省学校臨床心理士。立教大学社会福祉研究所研究員。
著訳書:『心理学とポストモダニズム〜ナラティブ・セラピーの研究〜』こうち書房、『不登校・高校中退からの進路選択』北樹出版、他。
 白木孝二
1973年名古屋大学文学部心理学専攻卒業
名古屋市児童福祉センターを経て、2007年3月よりNagoya Connect A Share主幹。
著訳書:『ミルウォーキー派ブリーフセラピー』亀田ブックサービス、『飲酒問題とその解決』金剛出版